鳥取の食文化
魚の代わりにとうふでちくわを作る。
我が社は慶応元年(1865年)、初代千村清次郎が鳥取の地で創業して以来、この「とうふちくわ」をはじめとするちくわづくり一筋に歩んできた会社です。総務省の「全国家計調査」によると鳥取市の一世帯あたり「ちくわ製品購入額」は長年全国第一位を続けており、今日我が社があるのは、日本一のちくわ好き鳥取市民に支えていただいたおかげです。
日本でここ鳥取にしかない「とうふちくわ」は、鳥取県産大豆で作られた極上の木綿とうふを70%、白身魚を30%原料としています。良質のタンパク質を含んでおり、カロリーも畜肉ソーセージと比較して約2・5分の1、コレステロール含有量も極めて少なく、鉄分、カルシウムも豊富で、生活習慣病が気になる現代人にとってまさにヘルシーな食品といえます。江戸時代の先人がおそらく試行錯誤の末に生み出したであろう「とうふちくわ」ですが、栄養学的にもこのように優れた「健康食品」であったことは、今を生きる私たちにとってたいへん誇らしく、また鳥取を代表する食文化の一端を担う責任も強く感じています。
ちくわで美味しく、楽しく、賑やかに!
感性論哲学者の芳村思風先生は「文化とは、自然に存在するものに対して人間が自らの手を加えて自然のままに存在するよりもより良いものに変えていくこと、そしてその活動を通して人間自身も成長していくものである」と定義されています。我が社の使命・目的は「食文化の伝承と創造」です。慶応元年創業以来、「どこよりも美味しいちくわを作りたい」という強い願いを抱き続けてきました。かっては現在ほど食生活は豊かでなく、ちくわはお祭りやお祝い事など「ハレ」の日に食べるご馳走でもありました。「おめでたい日の食卓を、ちくわで美味しく、楽しく、賑やかにしたい」という願いを込めて、鳥取の海で獲れた新鮮な魚や大豆をより美味しく食べるために私たち職人の手を加え、ちくわづくりを続けてきました。今後私たちの果たすべき責任は、日本の、そして鳥取の食文化を次なる100年に向けてしっかりと伝承していくこと、そして単なる伝承者にとどまらず、新たな創造者となることです。
今後も、社員全員で力を合わせて「とうふちくわ」にさらに磨きをかけ、新商品を開発して「食文化の伝承と創造」の使命を果たし、お客さまの役に立つ会社であり続けたいと念願しています。





